プレシジョンマーケティングのnote

企業のデジタルマーケティングを支援する、株式会社プレシジョンマーケティングのnoteです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。分からないことや、お困りごとを抱える方も多いのでは? このnoteでは、そんな方のために最新技術を分かりやすく紹介します。

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最近の記事

社会心理学とWebマーケティング【前編】

世の中にはさまざまな心理学のカテゴリーがありますが、私は「社会心理学」が特に好きです。その理由は、理論がシンプルであり、マーケティング活動やコピーライティングに容易に活用できるからです。今日は、社会心理学について理解を深め、その活用方法を2回に分けて探っていきたいと思います。 社会心理学とは? 社会心理学についてChat-GPT4oに問いを出したら以下の答えが来ました。 ちょっとわかりづらいですね。 この内容を私なりの解釈にすると、「社会心理学は誰にでも(社会全体に)当

    • 【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その8〜

      人の心を動かすコピーには必ず理由があり、その仕組みが分かれば、より効果的なコピーを作ることができます。 そこで今回は、最近のAI技術で注目されている「マルチモーダル」という概念を用いて考察していきます マルチモーダルとは?まず、「モーダル」とは、情報を伝えるための一つの手段や方法のことです。例えば、文字だけで情報を伝える方法や、音声だけでメッセージを伝える方法などがこれに当たります。 次に、「マルチモーダル」とは、複数の手段を組み合わせて情報を伝えることを指します。つまり、

      • 【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その7〜【後編】メタモデルとミルトンモデル

        前回の記事では、1回目投稿でお伝えしたT.O.T.Eモデルとメタモデルを使い、人の情報変換パターン=どのように情報を認識して内省(心との対話)をするかなどをお伝えしました。 今回は「意図的に心を動かす方法」と「ターゲットユーザーの衝動を刺激する」技術に焦点を当て、メタモデルの「逆」とも言えるミルトンモデルについて詳しく解説します。 ミルトンモデルとは?ミルトンモデルとは、催眠療法家で「天才」と称されるミルトン・エリクソンが使用していた特有の言語パターンおよび非言語パターンを

        • 【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その6〜【前編】メタモデルとミルトンモデル

          効果的な広告の訴求を実現するには、ターゲットの心理や認知の過程を深く理解することが非常に重要です。これまでにいくつかの認知科学モデルを取り上げてきましたが、今回はコミュニケーションの文脈(双方向の情報やり取り)での認知プロセスを探り、特に「メタモデル」と「ミルトンモデル」という二つの重要なモデルに焦点を当て、2回の投稿に分けて詳細に説明します。 双方それぞれの認知プロセスは「T.O.T.Eモデル」シリーズの1回目投稿でお伝えしましたが、双方向のコミュニケーションにおいても認

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その5〜プロスペクト理論と承諾誘導の活用

          現代の広告業界では、ターゲットユーザーに商品やサービスの価値を理解してもらい、購入後の満足感を予め感じさせることが重要です。 この過程での意思決定において、消費者がどのような基準で判断を下しているのかを理解することは、広告戦略を立てる上で不可欠です。 この記事では、意思決定理論であるプロスペクト理論と、消費者の承諾を促す技術である承諾誘導の関係性を探り、効果的な広告戦略のヒントを提供します。 プロスペクト理論の基礎プロスペクト理論は、人が損失を避ける傾向にあるという心理

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その5〜プロスペクト理論と承諾誘導の活用

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その4〜広告コピーで心を動かす

          少々前の話ですが、ある旅行代理店のメールマガジンで、クライアントが作った件名(コントロール)と認知科学のVAKモデルを用いた改良版(リライト版)の件名でA/Bテストを実施しました。 その結果、コントロールとの対比でリライト版の開封率が130%UP、CVRが120%UP、さらに顧客単価も2倍近くに迫る実績が出ました。 そのため今回は、リライトに使ったVAKモデルと、リライトをする際に考えた戦略を振り返り、心を動かすコピーライティングに役立ててもらえればと思います。 VAKモ

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その4〜広告コピーで心を動かす

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その3〜なぜLPのCTAボタンは緑が多いのか?

          多くの企業で利用しているLPのCTAボタンを緑色にしているケースが多々あります。 この理由について、先ずチャットCPTに意見を聞き、その回答を補足するかたちで認知科学的視点で考察を進めてみます。 チャットGPTへの質問 早速、チャットGPTへ以下の質問をしてみました。 結果として戻ってきた回答は以下のとおりです。(全てコピペです) チャットGPTの回答CTAボタンの色、特に緑色を使用する傾向について、様々な要因が関与しています。 色の心理効果とユーザー行動の影響

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その3〜なぜLPのCTAボタンは緑が多いのか?

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その2〜動機づけのモデル化と、定量的なデザイン

          Web広告において重要なことは、広告クリエイティブを通じて「動機づけ」を行い、「意欲」を刺激し、最終的に「購入意思」に繋げることです。 当社はこの「動機づけ」を効果的に行うため【動機づけ設計モデル】​​を開発しました。 このモデルでは、クリエイティブの要素を分類し、動機づけの「方法」と「強度(バランス)」を定量的にデザインしています。 本記事では、このモデルとその適用方法について解説します。 動機づけ設計モデルとは?当社で活用している【動機づけ設計モデル】は、心理学者

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その2〜動機づけのモデル化と、定量的なデザイン

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その1〜認知科学と広告クリエイティブ

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングの城下です。 今回より、CVR・CPA改善を目的とした広告クリエイティブ制作に役立つ【認知科学】を使った様々な情報を紹介していきます。 そもそも、認知科学とは?私たちプレシジョンマーケティングのクリエイティブ担当者が使う手法の1つで、wikipediaには以下のように記載されております。 認知科学は何でもあり??wikipediaの説明を見ると、認知科学は様々な学問の〝良いとこ

          【広告クリエイティブの細かいところ。認知科学を使ったCVR・CPA改善】〜その1〜認知科学と広告クリエイティブ

          コンバージョン“数”よりコンバージョン“値”に入札戦略を最適化すべき理由【デジマのあれこれ Vol.9】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。 Vol.9のテーマは「コンバージョン“値”の活用」突然ですが、みなさんは広告を運用するとき、コンバージョン“数”とコンバージョン“値”のどちらを入札戦略の基準にしていますか? コンバ

          コンバージョン“数”よりコンバージョン“値”に入札戦略を最適化すべき理由【デジマのあれこれ Vol.9】

          フォーム入力者数を送信しなかった人も含めて計測する方法@GTM【デジマのあれこれ Vol.8】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。 Vol.8のテーマは「(送信完了しなかった人も含めた)フォームに入力した人の数の計測」会員登録や資料請求、お問い合わせなどをコンバージョン目標にしている企業は多いのではないでしょうか?

          フォーム入力者数を送信しなかった人も含めて計測する方法@GTM【デジマのあれこれ Vol.8】

          Yahoo! / Facebook / Twitter / TikTokの広告タグチェッカー、まとめました【デジマのあれこれ Vol.7】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。 Vol.7のテーマは「タグチェッカーfor Google以外」以前、「計測タグ、ちゃんと設定できてるか不安……」を解消する、Google純正の計測タグチェッカー3選というタイトルの記事で

          Yahoo! / Facebook / Twitter / TikTokの広告タグチェッカー、まとめました【デジマのあれこれ Vol.7】

          KARTE Blocksと認知科学で実現する、「心を動かす」LPOのPDCAサイクルとは@KARTE CX Conference 2022【イベント登壇レポート】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 先日、当社クリエイティブディレクターの城下が、顧客理解ツール「KARTE」が主催するイベント・KARTE CX Conference 2022に登壇しました。本記事では、イベントでお話した内容をダイジェスト版でお届けします。 KARTE公式YouTubeチャンネルから、アーカイブ動画もご覧いただけます。 登壇テーマは、「LPO」「認知科学理論を応用したデザイン設計」「ク

          KARTE Blocksと認知科学で実現する、「心を動かす」LPOのPDCAサイクルとは@KARTE CX Conference 2022【イベント登壇レポート】

          「運用型広告の予算配分、どう決める?」へのアンサー【デジマのあれこれ Vol.6】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。 Vol.6のテーマは「運用型広告の予算配分」GDNやYDN、リスティングに各種SNSなど、さまざまな種類があるデジタル広告。それぞれリーチできるユーザーの特性やボリューム、目に触れるシチ

          「運用型広告の予算配分、どう決める?」へのアンサー【デジマのあれこれ Vol.6】

          「ピボットテーブルの逆ってどうやるの?」Googleスプレッドシートでクロス表をリスト表に変換する方法【デジマのあれこれ Vol.5】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。 Vol.5のテーマは「ピボットテーブルの逆 @Googleスプレッドシート」デジタルマーケティングに関わる方はほぼ全員、Googleスプレッドシートと格闘しているはず(弊社だけじゃないです

          「ピボットテーブルの逆ってどうやるの?」Googleスプレッドシートでクロス表をリスト表に変換する方法【デジマのあれこれ Vol.5】

          自分でできる、GA4導入【デジマのあれこれ Vol.4】

          こんにちは! 企業向けにデジタルマーケティングの支援を行う、株式会社プレシジョンマーケティングです。 専門用語が多く、新しい技術やツールが次々と登場するデジマの世界。【デジマのあれこれ】では、最新技術を分かりやすく紹介し、デジタルマーケティングの力を最大限活用していただくことを目指します。今回のテーマは、前回に引き続き「GA4」です。   GA4の利用開始には、5分もかからない前回、「今のアナリティクス、あと1年で使えなくなります。新バージョン、GA4をざっくり解説・変更点

          自分でできる、GA4導入【デジマのあれこれ Vol.4】